三栄水栓

三栄水栓製作所は、1954年創設で、大阪市東成区に本社を構える、水栓を中心に水まわり商品の企画・製造・販売をおこなう企業です。三栄水栓製作所は、1954年の創設以降、独自の技術と柔軟な感性で、数々の目覚ましい商品を投入してきました。水回りから快適な暮らしにこだわり、空間全体をコーディネートするなど、自然環境やニーズの移り変わりに対応しながら、今なお進化への取り組みを続けています。三栄水栓製作所は、1954年（昭和29年）に創設し、水道用品の組立・卸販売を開始。1967年（昭和42年）に、日本初のシャワー付湯水混合水栓を製造・販売。1971年には、水まわり製品をパッケージ化、草創期のホームセンターに参入。1985年には、優良住宅部品BLに認定されました。1989年（平成元年）には、業界初の洗濯機用水栓の製造・販売を開始しました。2011年には、雨水・中水活用システムが大阪府より「ゴールド・エコテック」の称号を授与されました。三栄水栓製作所は、2001年（平成13年）に日本国内の自社工場において、環境に関するマネジメント国際基準「ISO14001」を認証取得しました。工場及び、事業所にて水使用量・電力消費量の減少等に努め、省エネルギーの実現や資源をムダにしない取り組みを推進しています。三栄水栓製作所は、早くから水の重要さを意識し、例を挙げれば、雨水や生活排水をトイレの水や緑化用の散水に利用するシステム等、積極的に節水に対する商品開発を推進してきました。日常的に水を溜めておくことで、もしもの災害時に活用したり、仕組みの普及によって、洪水の被害を和らげる効果も期待できます。また、節水だけでなく、水道施設に関わるエネルギーを削減することで、二酸化炭素の排出量の低減にもつながります。その他にも、赤外線センサーで手の動作を感知し、自動で水の出し止めが可能な水栓や、交換するだけで節水になるシャワーヘッドなどの節水タイプの商品の商品化に取り組んでいます。三栄水栓製作所は、住空間全体の水の流れを管理し、トータルでサポートします。製品だけではなく生活そのものまでもデザインしています。また、人によって様々に異なる心地よさ・感じ方にも目を向け、研究を重ねものづくりに反映しています。シャワーの水圧、聞こえる水の音から、水を出す瞬間手に伝わる感触に至るまで、多方面から観察し、数値化できない細かな感覚にまでアプローチしています。水という大切なライフラインを支えながら、多くの感動をもたらす商品作りを追い求めています。